パテック・フィリップ ノーチラス・クオーツ 3900/1A 圧巻の文字盤! マットなのに光沢を放つ!!

パテック・フィリップ ノーチラス・クオーツ 3900/1A 圧巻の文字盤! マットなのに光沢を放つ!!

仕様:ステンレススチールケース&ブレスレット、クオーツムーブメントCal.E23/51、サファイアクリスタル風防、防水性:120m防水、グレーブルー文字盤(日付表示、夜光塗料インデックス&針)、

サイズ:ケース横32.0mm、厚み約7.0mm

生産終了品

今回のインプレッションは前回に引き続き、パテック・フィリップ ノーチラス・クオーツです!

デザイン的にはなんとも冴えない・・・と言えば失礼なのですが、どうしてこんな形なったんだろう・・・と思ってしまう時計なのですが・・・

この時計の美しさはその文字盤にあるのです。

光の反射を抑えるために文字盤はつや消しマット塗装・・・。 通常の時計であれば「この角度なら反射して白く光って見えないな〜」と思える時でさえ、しっかりと時刻視認ができるのです。

これは実際に目にすると驚異です。 本当に反射しない・・・! そりゃあ、ガラスなのでかなり際どい角度で見ると反射するケースもあるのですが、それでもその見え方のクリアーさには圧倒されてしまいます。

最近、風防の表面に無反射コーティングが施されてありモデルがかなり多くなってきていますが、そういったモデルでさえ反射するケースはあるのです。

そのような無反射コーティングが施されたモデルと比べても遜色のない視認性のクリアーさ・・・。

現在のパテック・フィリップ社は文字盤製造業社であったスターン家によって買収された会社ですが、やはり文字盤屋さんの面目躍如・・・!

本当に素晴らしいです・・・。

あと、文字盤と風防との距離が近いことも反射が抑えられている理由だということです。

IWC マーク18 プティ・プランス IWCがパイロットであったサン=テグジュペリにこめた思いは・・・?

 IWC マーク18 プティ・プランス IWCがパイロットであったサン=テグジュペリにこめた思いは・・・?

最後に・・・

このマーク18はノーマルモデルではなく、あのアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリが書いた「星の王子さま(プティ・プランス)」エディションです。

あるパイロットが砂漠に不時着し、そこで別の星からやってきた王子さまと出会います。

その王子さまは小さい星に住んでいて、小さな薔薇を一輪育てて面倒を見ていたのですが、ある日そのわがまま放題の薔薇と喧嘩して星を出てきてしまいます。

星から星へと転々とする王子は、奇妙な大人にばかり遭遇するのです。

命令をして偉そうにばかりしている王様・・・

自分が褒められることしか考えていないうぬぼれ屋・・・

酒を飲むことを恥じ、それを忘れるために飲む酔っ払い・・・

自分の所有する星をひたすら数えることに徹するビジネスマン・・・

1分間に1度ずつ、火をつけたり消したりしている規則を厳格に守ることしか知らない点灯夫・・・

実際の土地を知らず、書斎に閉じこもってばかりの地質学者・・・。

自分の弱さを隠すために上から目線で命令する・・・

本当は自分が弱いことがわかっているから過度なうぬぼれでごまかそうとする・・・

過去の傷を思い出すことに耐えられなくて、それを忘れるために酒を飲み、その酒を飲んだことすら恥ずかしくて忘れたくなる・・・

所有欲に全てを注ぎ込み、数しか見ない・・・

バカバカしいほど規則を重んじるがあまり、単純なことが目に入らない・・・

実際に経験したこともないくせに、わかった気になる・・・